経営者にとって「誰に相談するか」は、とても大きな問題です。
どれだけ知識があっても、相談しづらければ意味がない。
逆に、肩の力を抜いて話せる相手なら、たとえ世間話からでも大事なヒントが見つかることがあります。
相談しやすい顧問は、まず「聴く」ことができる人です。
経営者が言葉にできない想いを受け止め、安心して口に出せる場をつくる。
その空気感があるだけで、頭の中のモヤモヤが整理され、次の一歩が見えてくるものです。
一方で、相談しにくい顧問は「答えを押し付ける」人。
聞くよりも話すことが多く、経営者の想いを拾わずに枠にはめてしまう。 これでは一時的に形は整っても、経営者自身の納得感は得られません。
私は、相談しやすさと同時に「芯のある一言」を大事にしています。
ただ優しいだけでは伴走にならない。 経営者が迷ったときに「ここはブレてはいけません」と伝える。
その両立こそが、“聴き上手”な顧問と、ただの聞き役との違いだと思います。
経営者にとって本当に意味のある相談相手は、「安心して話せて、最後はブレない指針をくれる存在」。
私はその役割を果たすために、これからも伴走を続けていきたいと思います。